当院では3ヶ月前後の定期的な検査を勧めています。
体の外から痛みもなく短時間でチェックできる超音波検査をすることで血管が細くなっていたり、血流が減っていたりしていないか確認できます。透析治療を行う上で十分な血流が維持出来ているのかなどの機能的評価を行い機能が低下した時は治療を行い、落ち着いていれば半年前後に検査の間隔を空けます。多くの場合、治療は血管の中に細い管を入れて管の先端についたバルーン(風船)を用いて、細くなった血管を拡張します。日帰りで比較的簡単に治療が可能です。
万が一、完全に詰まって(閉塞)しまった場合でも同様に対応可能です。早ければ早いほど対処は容易になります。今まで使用していたバスキュラーアクセスの温存に努め前述のバルーンを用いた治療を行ったり、外科的に切って治したりすることもあります。どうしても温存できないような場合は作り治すこともありますが、いずれにしても日帰り治療で行います。